2011年10月12日
ご無沙汰しております
この夏は、これからの自分の行くべき、また行きたい
と思う道について、いろいろと考えた夏になりました。
夏という季節に、こんなに考え事をしたことは
もしかしたら初めてのことかもしれません。笑
今は沖縄は故郷の本部町に来ています。
だいぶ涼しくなっていますが、そう、この季節
沖縄のやんばるでは、秋のセミが勢い良く鳴いている
のです。おなじ沖縄本島でも那覇など中南部方面の
人たちには耳馴染みがないらしく(笑)、
「いったい何の音?」とよく質問をされます。
ただ、秋のセミ、決して情緒のある鳴き声とは
言えず、ひたすらジーーーーーーーッ、ジーーーーーーーッ
と(?)鳴いていて、「どこかで工事をしているのか
と思った」なんて言われてしまうような、声なのですが。。
本部町では、昨年10月から毎月1回町立博物館の
ホワイエで「ギャラリー音楽会」を開催しています。
今月でちょうど1周年を迎えるんですね。
僕も過去2回、出演をさせていただきました。
アットホームで、でも皆さん興味関心が高いことが
感じられる雰囲気で、演奏者にとってはとても心地の
いい空間となっているのが印象的でした。
その「ギャラリー音楽会」への取材ということで、
来る金曜日夕方にNHK沖縄放送局へ僕も出演いたします。
同じ本部町出身のフルーティスト平良早苗さんと、
町在住のフルーティスト松田郁子さん、そして僕の
3人でのトリオ演奏も、数曲生中継される予定です。
放送終了後も20分ほどのライブがスタジオにてあります。
どなたでもご覧頂けるそうですので、ご近隣の方は
NHK沖縄放送局まであそびにいらしてください!
放送時間は、10月14日(金)「NEWS 610 おきなわ」
番組内(夕方6:10〜7:00)で、6:30あたりの出演予定
だそうです。
TVの生放送での演奏は初めてのこと。
ドキドキですが、楽しんで演奏できたら!と思っています。
2011年08月12日
Bregenzer Festspiel
今週はじめはオーストリア最西端の州、
Vorarlberg州の州都 Bregenzで開催中の
音楽祭(祝祭週間とも訳されるのかな)に
出掛けてきました。お目当てはボーデン湖の
湖上で繰り広げられる、湖上オペラの鑑賞。
このシーズンの演目は、湖上の舞台装置で
大きな話題を呼んでいる「アンドレア・
シェニエ」。
フランス革命下のパリを舞台とした
ドラマチックなオペラです。
その舞台装置に、同じくフランス革命時を
生きた画家Davidの作品「マラーの死」を
引用しています。
http://de.wikipedia.org/wiki/Der_Tod_des_Marat
大きな画像はこちらをクリック↓
すごいセットですよね!
このセット、オペラが始まると大きく動き、
そのアイディアも光っているのです。
演出、衣装、舞台美術、もちろん演奏、と
どれを取っても、2時間あまりの上演時間、
まったく観客を飽きさず舞台に惹き付ける
効果を上げていました。
その湖上オペラにやってくる観客。
この日はあいにくの雨模様でしたが、雨脚が
弱まった頃合いを見て、開演時間ぎりぎりに
上演を決定。それでも観客は雨合羽を着て
上演を待ち、ご覧のように大勢の観客!
ほぼ満席に見えましたが、この特別湖上劇場
の収容人数はなんと7000名!!
夏の1ヶ月のあいだ毎週5回程上演が
あり、他にもオーケストラや室内楽の
コンサート、演劇等様々なプログラムで
にぎわいます。
いやはや。笑
この湖上オペラは、とにかくスペクタクルで
観客を惹き付ける!という方向がはっきり
していて、それは非常に成功していたと
思いました。
オーケストラはウィーン交響楽団が
ハウスオケとして演奏にあたっていますが、
天気がころころ変わる湖での野外オペラと
あって、さすがにオケは隣接の祝祭ホール内
での演奏。音はスピーカーから出てきます。
音響システムと映像等のテクニックを駆使して、
湖上の舞台と連携をとり演奏にあたって
いましたが、現実的に一番の解決方法
だと思いました。
いろいろな部分で勉強になった、収穫の
多い小旅行となりました。
ちなみに、ウィーンからブレゲンツまで
列車で行くと7時間程かかります。。
けれど、どんどん変わっていく風光明媚な
オーストリアの風景を楽しみながらの
鉄道の旅もなかなかいいものです。
2011年08月05日
夏@ウィーン
久しぶりの夏@ウィーンです。
しばらく寒いくらいの気温が続いていた
そうですが、ちょうど僕が到着した月曜から
夏らしい天気だそうで、さっそく1区や、
市庁舎前の広場(夏の間フィルムフェス
ティバルが開催されています)へ出掛けて
きました。
しばしのオフモード、満喫します。笑
先週末、原宿でのクリンゲル・コンサート、
無事終了しています。ご来場くださった
皆さま、どうもありがとうございました。
柔らかい響きの木のホールで、アットホーム
な雰囲気のなか、演奏者も音楽とその場の
空気を楽しみながら会を進めることが
出来ました。
お客様にもそれは伝わったようで、
それぞれに楽しまれた旨のお言葉を、
終演後多数いただきました。
やりたかったことのひとつのスタイルが、
そこにあったように素直に感じられた
音楽会でしたし、これからもこういうことを
やって行きたい、と確認できた会となりました。
嬉しいことです。
アンサンブルのチームワークも、手探り感
のあった去年よりぐっと引き締まりましたし、
何よりそれぞれの持場で楽しみながら仕事が
出来るという雰囲気が出て来たのは、
クリンゲルがいい方向に向かっているという
ことだなと、こちらの面でも嬉しかったです。
また次回、音楽会の合図のKlingel(呼び鈴)
を鳴らして(笑)、皆さんにお会い出来る
ことを楽しみに、音楽づくりプログラム
づくりに邁進します。
沖縄は宜野座村からお知らせが来ています。
(ウィーンに!笑)
いつもお世話になっているがらまんホールで、
今週末アストル・ピアソラにスポットを当てた
コンサートが開催されるそうです。フランスから
バンドネオン奏者を招いているということで、
タンゴへの情熱ほとばしる熱いコンサート
になります!とのこと。
僕も、ピアソラ好きな母に知らせたら、
即「行く!」とのこと。笑
皆さまも是非、がらまんホールへ!!
今週末、8月7日(日)午後4時開演
とのことです。
詳細はこちら↓↓
http://www.ginoza-bunka.jp/theatre/index.html
2011年07月24日
大成功
先週開催された、沖縄ドイツFest 無事終了
しました。フェスト全体への入場は1000名を
超える方々にお越しいただき、コンサートも
満席に近い450名を超えるお客様にご来場
いただきました。
不安が8割、わくわく2割で2月にこの
フェストに関わり始めた時からしたら、
本当に大成功を持って事故も無く、フェストを
終えることができました。
本当に多くの方々のご協力のもとに準備、
運営、開催までこぎつけ、上記のような
盛り上がりのフェストになりました。
心より感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。
さてさて、フェストの事後の締めなどで
バタバタとしていたなか、一昨日から東京に
来ています。
来る土曜、7月30日午後は原宿の小さな
スタジオでアンサンブル・クリンゲルの
コンサート開催します。
原宿、青山散策がてらにぜひお立ち寄り
ください!
小さな音楽会
日時:7月30日(土) 13:30開場 14:00開演
会場:アコスタディオ(JR原宿駅竹下口徒歩2分)
〒150-0001 渋谷区神宮前1-23-27 赤星ビル地下
料金:一般 3000円 学生 2000円
お問合せ:rkeichen@yahoo.co.jp
出演:アンサンブル・クリンゲル
渡久地圭/フルート 蝦澤亮/ファゴット
大木理恵/ハープ
プログラム
ルクレール:トリオソナタ
ラヴェル:ソナチネ(サルツェード編曲版
Fl&Fg&Harp)
ヴィラロボス:ブラジル風バッハ第6番
他
2011年07月05日
がらまんロビーコンサート
先日のラジオはナイター中継が延長になったため、
1時間押しでのオンエアとなりました。。
しかし、しっかりと沖縄ドイツFest PR出来ました。
10日にはご協力をいただいている、ジュンク堂書店さん
でのイベントもあります。ジュンク堂書店那覇店さん
では只今ドイツブックフェア開催中。その関連イベント
として、宜野座村の音楽愛好家集団、アンサンブル・
アフェットさんが店内での演奏を行います。
さて、今週土曜9日は宜野座村文化センターがらまんホール
ロビーにてコンサートです。
全プログラム、沖縄曲によるコンサートです。
沖縄県立芸術大学作曲科を卒業した猪又さんとの
共演、コラボとなります。
これまでなかなかクラシックの楽器には取り上げられる
ことのなかった民謡などもプログラムに取り入れ、
また昨年創作琉球舞踊との共演で演奏をした、
沖縄在住の作曲家、杉本信夫氏作曲の
無伴奏フルートのための作品も演奏します。
がらまんホール ロビーコンサート
フルート&ピアノ デュオコンサート
〜沖縄音楽をうたう〜
日時:7月9日(土)20時開演(19時開場)
料金:一般前売り1000円(当日1300円)
出演:フルート 渡久地圭 ピアノ&編曲 猪又悠佑
プログラム:宮良長包作品 沖縄のわらべうた 鷲ん鳥
杉本信夫:無伴奏フルートのためのレクイエム
お問合せ:宜野座村文化センターがらまんホール
Tel. 098-983-2613